〝てぃんさぐぬ花〟
沖縄民謡で有名な〝てぃんさぐぬ花〟
ゆるやかなメロディと、やわらかい曲調で
癒されるなぁ~というくらいにしか
思っていませんでした。
それは、数ヶ月前のこと。
パラパラとめくった沖縄のローカル雑誌で
この唄の意味を知ったのでした。
① てぃんさぐぬ花や
ちみさち(爪先)に す(染)みてぃ
うや(親)の ぬしぐとぅ(事)は
ちむ(肝)に す(染)みてぃ
【訳】 ホウセンカの花は
爪の先に染めて (魔よけのために)
親のいう事は 心に染めなさい
② てぃん(天)ぬ むりぶし(群星)や
ゆ(読)みば ゆ(読)まりゆい
うや(親)ぬ ゆしぐとぅ(言)や
ゆ(読)みやならん
【訳】 天に輝くたくさんの星は
数えようと思えば数えられるけど
親の教えは数えきれないほど多い
③ ゆる(夜)はらす ふに(舟)や
にぬふぁぶし(方星) みあ(見当)てぃ
わ(我)んなちぇる うや(親)や
わ(我)んどぅ みあ(見当)てぃ
【訳】 夜の海に出る舟は
北極星を目印にしているけれど
私を産んでくれた母親は
私を頼りにしている
④ たからだま(宝玉)やてぃん
みが(磨)かにば さび(錆)す
あさゆ(朝夕)ちむ みが(磨)ち
うちゆ(浮世) わた(渡)ら
【訳】 宝物も磨かないと錆びてしまう
朝も夕も心を磨いて
世の中を生きていきましょう
2013.5.16 久米島にてー。
コメントCOMMENTS
いつも心を磨いて 感謝して 感動して生きてゆきたいですね。
素敵な歌《詩》をありがとうございます。
3週間前に おばあちゃんになりました。
初孫は男の子です。
息子が 親父になったことが不思議です。
かわいくて可愛くて ・・・・・・・ 癒されます。
お嫁ちゃんに感謝です。
久米島の青い海に癒されるように トロケています。
クロちゃん 7月の帰省を楽しみにしていますよ。
10月には私たち夫婦も 久米島に行きますから宜しくお願いしますね。
てぃんさぐぬ花…☆
沖縄民謡のなかで一番好きな唄…。
この唄を聞くと、沖縄の青い海と、なだらかな時間を、想像します。メロディーは、とても癒されるのに内容は、とても深いんですね、 厳しく そして優しく…。
日常の生活の中で忘れがちな事を、思い起こさせてくれます。(感動)
親を敬い、より謙虚に、そして日々精進する事…
感謝 (合掌)
2013.05.20 投稿者:しのぶ