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くろ吉のつぶやき Rayの毎日を徒然なるままに・・・

琉球の教え。

むかしむかしの、

神様が八重山の島々を創った時のお話です。

 

木々には決まった住家はありませんでした。

 

島々を緑で覆うために

神様は木々に集合するように呼びかけました。

 

木々たちは肥えた良い土地に住みたいと

喧嘩を始めました。

 

そこで、神様は

1番目にやってきたフクギに・・・

 

 

 ~中略~

 

 

そして、〝アダン〟の番です。

 

神様は言いました。

 

「お前は海岸で島を守りなさい。

砂に叩かれ、海水を浴びても平気で、

牛や馬に食われないようにトゲを付けてあげましょう」

 

 

「でも・・・

浜辺では台風で真っ先に倒れてしまいます。」

 

 

「安心しなさい。

支えになる丈夫な支根をたくさん付けてあげましょう」

 

DSC_0054

 

アダンに支根がある訳ー。

(沖縄の民話:木々の由来より。)

 

 

 

 

こうして、いまもアダンは

久米島の海のそばに立っています。

 

支えとなる根があったからこそ。

 

嵐の日も、風の日も乗り越えて・・・。

 

 

綺麗な花を咲かせることよりも

空高く伸びることよりも

支えとなる根を、1つでも伸ばしていくこと。

 

 

 

 

 

<余談 その他の木々>

・フクギ 

 「幹が丈夫で大きく堅い葉をもつので

  人間の家を風や火事から守りなさい」

・マツ 

 「村を取り囲んで美しく生え、

 病気や悪霊から村を守りなさい」

・クワ

 「葉が柔らかいから大風ですぐ落ちてしまうが

  すぐに葉も実も生えるようにしてあげよう。

  屋敷や畑に生えて人間や小鳥を助けなさい」

・タケ

 「雨水を幹に貯めて少しずつ土に下ろし

  根を横に這って大雨でも山崩れしないように

  また、地震の時に地割れしないように。

  ザルや薪になる役目もあるので子孫を残すようにしなさい」

・クバ

 「(タケと同じく)大きなうちわや

  つるべとなって世のために尽くしなさい」

 

遅れてやってきたのが・・・

・ソテツ

 「遅れてきたので岩だらけの土地で我慢しなさい。

  島が飢饉となった時には、身を投げて人間を救いなさい」

 

もう終わったと帰りかけた時にやってきたのが・・・

・アコウとガジュマル

 (怒った神様は)「お前たちは石でも抱いていろ」

 

たしかに・・・ ガジュマルは石を抱いてます。。。

 

この民話を知ってから、

沖縄に生える木々を見る目が変わりました。

コメントCOMMENTS

俺は、俺が一人じゃ何もできない事を
誰より一番知っています

でもそれでいいと思ってます

何もできないから、何もしないと言っている訳じゃなく
何もできない俺が、何かをしたいと思ったとき
自分だけじゃ何もできないのを知っているから
素直に、意地を張らずに、他の人の力を借りられる

俺が他の人の力を借りて、やっとできた事を
一人でできちゃう人もいるんだろうけど
その人がどうやってもできない事を
”俺達”はきっとできる
多分、そういうもんなんだと思います

できることをもっと増やしたいから、もっと俺の支根に
なってくれる人と出会いたい
そして、その人たちの支根にもなってあげたい
俺の事を支根だと思ってくれてる人がいるなら
その人を支えるために、もっと強く太い支根の一本になりたい

このアダンの話と写真を見ていてふとそう思いました

最後にひとつもしもの話
もし俺が、神様が八重山の島々を創った時に木だったら
俺は神様のとこには行かなかったと思います
それはなぜかって?
今日は長くなったので、この続きはまた今度^^ノシ
(次回の予定なし^w^;)

2010.05.17 投稿者:ひろ

ちなみに
わたしの名前も木の名前です。
高屋に戻ってくる紙様に早速聞いてみようと思います。
楽しみです☆

2010.05.18 投稿者:きゃっぷ~☆

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